残暑厳しく、まだもう少しは京都の蒸し暑さは続きそうですね。
そんな最近ですが、nellでは秋に向けて少しづつヘアカラーのトーンを落とすお客様が増えてきています。
洋服もメイクも色味グッと深くなる秋。
今回はそんな秋用トーンダウンの時に少し工夫すると色持ちが良くなる、というちょっとした染め方のポイントのお話です。
Before
ご来店時、カラー前の状態です。
ヘアカラーが褪色する時は髪の毛全体が均等に色落ちするのではなく、部分部分によって色の抜け方が変わります。
ほとんどの場合、こちらのお客様のように表面と顔周りが他の部分に比べて多く褪色します。
前回のヘアカラーから今回カラーをするまでの間に髪の中から褪色しているのは
・前回のヘアカラーの染料
だけではなく
・髪本来のメラニン色素
です。
つまり、元の状態のようにキレイにトーンダウンして色味を長持ちさせる為には
・染料を入れ直す
と同時に
・メラニン色素の代わりになる染料を補給する
ことが重要です。
というわけで今回は
通常 根元塗布→中間から毛先塗布
という手順で進めるところを
表面の褪色部分塗布(メラニン補給するイメージ)→根元塗布→毛先塗布
という具合に三段階に行程を分けて塗布しました。
行程を分けることで各々の染料の定着も良くなり、深みとツヤ感のある仕上がりになります。
ヘアカラーをしてもいつも褪色が早くてお悩みの方は、こんな染め方をすればいつもより褪色しづらくなるので、ぜひ参考にしてみて下さい。